アップルシードアルファによせて

荒牧氏のもとで『アップルシード』が劇場映像化されるのは2004年の『APPLESEED』、2007年の『EX MACHINA』に引き続き、今回2014年『APPLESEED α』で3度目になる。いずれもそれぞれの時期において独特の新しい絵肌を伴い、高度な技術と情熱を持つ優れたスタッフや、世界的に名の知られた超一流の方々の参加や協力によって、極めてエッジの効いた映像作品に仕上げられていると思う。生きているうちにこういった高いレベルの国産CG映像を見る事が可能になるとはまさに夢の様な…と、毎回同じコメントをしなければならない程に、荒牧氏の映像作品は進化を継続し続けている。このような探求の旅にデュナンやブリアレオスを連れていって貰える事に大変感謝すると共に、日本のコンテンツ業界にこういった手法や分野が更に成長して何らかのより良い未来につながって行く事を願っている。今回もこの映像作品がどこかの誰か(できれば多くの人)にとって価値ある時間を提供するものとなりますように。

士郎正宗